治せる治療家、患者さんから選ばれる院、本物の手技技術
柔整・鍼灸コラム
6.物理療法機器について
整骨院にいくとよく電気治療器を使っていますが、
あまり説明を受けることもなく「電気の治療って効果あるの?」と、患者さんは疑問に思うことが多いようです。
じつは、電療(電気治療の略)の効果については、新卒の施術スタッフからも、よく聞かれる質問なのです。
電気治療って、ピリピリとして効いている気がするけど・・・何が良いの?何に効くの??といった感じです。
結論から言うと電療機器をやった場合の効果は絶大です。
「電療=電気治療」とは、人体に微量の電気信号を流すことによって血液循環を促進して自律神経を活性化させ、筋肉の過緊張を和らげる作用があります。
整形外科でもおこなっている治療で、接骨院・整骨院では『手技技術』を補完する目的で行っています。
これが、柔道整復術の起源と云われています。
電療は低周波 中周波 高周波という波形の異なる電気を使いうことで、
表面の筋肉を刺激し活性化したり・筋肉の過緊張(収縮)による肩コリ症状を緩解したり、
血管を拡張させて硬化した筋肉のコリをほぐしたりします。
トリガーポイントを見極めて電療を使う
電療は深部まで十分な刺激を与えることができるため、より高い治療効果を得ることができますが、『トリガーポイント=痛みの根本原因』を見極め、ピンポイントで適切な部分を電気刺激しなければ効果は期待できません。
電療は、様々な疼痛性疾患・首や腰からくる手脚のしびれ・膝に水がたまった(関節水腫)・肩こり・腰痛・筋肉痛の緩和・筋肉のコリをほぐす・末梢神経麻痺症状の緩和マッサージ効果等があります。
そのため、アザースの各院では、患者様が来院したら、とりあえず電療とうことではなく、状態を確認してその日の状態に合わせて電療をします。必要がなければやらないこともあります。
痛みの原因にアプローチする柔道整復術(活法)を駆使することで、身体のゆがみを調整し、パフォーマンスを改善し、一時しのぎでなく、痛みの出にくい身体をつくり上げることができるのです。
電療の種類
干渉波治療器
治療部位を囲むように電極を配置し2種類の中周波を体内で交差させ、その対角線の交点が刺激部位となります。干渉波は生体内で合成されるため、皮膚表面のちりちりとした不快な刺激感覚が少なく、深部の神経・筋肉の治療部位に対して効果があり、吸引電極による「吸引によるマッサージ効果」も期待できます。
干渉波治療器
痛みの原因となる深部組織に高電圧(250V)の電流刺激によって、消炎・鎮痛を行い、治癒力を促進させる「鍼治療のような治療法」で、寝違いやギックリ腰、捻挫や打撲などの急性の痛みや、長引く痛みやシビレなどの慢性症状への効果も期待できます。
手技療法では難しい深部までのアプローチが可能となり、痛みの原因である筋や神経の興奮を抑制し鎮痛効果を発揮させます。
その即効性からスポーツ現場などで結果が求められるトップ選手の治療にも役立っている最先端の電療機器です。